2021年03月31日
中山観音堂の桜
中山観音堂は海福寺より2kmほど東の小高い山にあり、海福寺が管理している御堂です。もとは薬師堂・庫裡等もあり、中山観音寺というお寺であったようです。
江戸時代の地誌にも、本尊は十一面観世音菩薩で大きな功徳があり、海上を眺望して絶景で名松枝を四方に垂れて、ことさらに美観なりと紹介されています。
現在、屋根等の痛みも激しく雨漏りがしているので、中山観音堂護持会を発足させ、歴史ある観音堂を復興しょうと準備をしています。
写真はその中山観音堂の満開の桜です。古老の話では、昔は地域の桜の名所だったようで、多くの方々がよく花見に訪れていたようです。近年、桜も数本を残し多く枯れてしまっていたのですが、10年程前より、海福寺潮音会の方々の尽力により、桜やモミジが植栽されています。
写真をクリックすると拡大します