2024年11月23日
第8回 みほとけの音聲 ―平安千年の声明の調べー「持戒懺悔の祈り」
日時 令和6年12月4日(水)14時より
会場 京都府民ホール・アルティ
毎年、種智院大学の真言声明と叡山学院の天台声明の共演は、京都の風物詩となっており、すばらしいと好評を博しております。そのため、住職は9月末より、放課後に種智院大学学生の指導練習を行っており多忙をきわめます。
本年のテーマは「持戒懺悔(じかいさんげ)の祈り」であります。仏教の戒をたもち、我々の日常の誤った行いを心より懺悔するということです。特に、大乗戒は、自分の幸せだけではなく、他の人々にも手をさしのべていくという戒めでもあります。
現在、世界各地の悲惨な戦争で何の罪もない多くの子供や人々が亡くなっています。それらの戦争が早く終結し、世界が平和で、全ての人々が幸せであるよう祈念するのも、持戒懺悔(じかいさんげ)の積極的な祈りとなります。出演者一同、心を込めてお勤めをさせていただきます、皆様方も是非ご来場いただき、あわせて心よりご祈念ください。
ちなみに、布薩では、初めから終わりまで、仏への礼拝と、僧侶が向かい合うと、頭を下げ合掌しあう動作が多くあります。それは、相手を尊崇するという利他の大乗菩薩の精神があらわれているのです。そして、この礼拝の心が、古くからの日本の礼法の基本となっていると伝わっています。声明と共にその美しい所作にもご注目いただければと思います。
入場券は全国の「チケットびあ」で販売されております。
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